『九老画譜』(きゅうろうがふ)
成立年 1797年
場所 京都
巻冊数 乾,坤2冊
俳味あるやわらかな略筆
梅亭は与謝蕪村の門人で、近江蕪村とも呼ばれた人だ。還暦後は大津に住んで「湖南九老」と号し、皆から「九老さん」と親しまれた。この画譜の見開きには力の抜けた線で、左右別々の絵が描かれている。拡大した花と家を斜め上から見た図、子供をかごに乗せて田んぼ道を行く人と空にかかった月の図、といった具合で、そこに関連性と物語を見出してしまうような俳味溢れる本である。
・東京藝術大学附属図書館本(乾,坤2冊) 国文学研究資料館 新日本古典籍総合データベース DOI:10.20730/100265350
・Ebiコレクション本(乾,坤2冊) 立命館大学 ARC古典籍ポータルデータベース Ebi0408
・The British Museum本(2巻1冊) 立命館大学 ARC古典籍ポータルデータベース BM-JH183
・The British Museum本(2巻1冊) 立命館大学 ARC古典籍ポータルデータベース BM-JIB0401
・The Metropolitan Museum本(2巻1冊) The Met Collection/立命館大学 ARC古典籍ポータルデータベース 2013.654
<模写について>
模写の方法 PC画面を見て臨模
使用した紙 永豊(中国紙、100枚 600円)
使用した筆 選毫円健(蘇州湖筆製、900円)
使用した墨 濃墨液(古梅園製、200ml 800円)
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