高田 敬輔(たかだ けいほ・1674-1756)先生に学ぶ

『敬輔画譜』(けいほがふ)

成立年 1804年

場所  京都

巻冊数 3巻付録4冊

力強く大胆な筆致

カクカクと刻んだような線が特徴的だ。敬輔は京都の狩野派に学んだのち江戸にも進出し、69歳で法眼の称号を与えられた。曽我蕭白の師でもあり、中林竹洞の『竹洞画論』で「画風いやし」と評されたように、一方では異端児扱いもされていたようだ。コントラストの強い大胆な画風は本画に限らず画譜でも健在である。余白の使い方が見事で、単調に見せない工夫を随所に凝らしているのが感じられる。


・The British Museum本(3巻付録4冊) 立命館大学 ARC古典籍ポータルデータベース BM-JIB0468A

<模写について>

模写したページ https://www.dh-jac.net/db1/books/results1280.php?f1=BM-JIB0468A-2.&f12=1&enter=portal&lang=ja&skip=11&-max=1&enter=portal&lang=ja

模写の方法 JPEGダウンロード後、プリントアウトして敷き写し

使用した紙 永豊(中国紙、100枚 600円)

使用した筆 正峰(鳩居堂製、660円)、 中楷羊毛(上海工芸製、280円)

使用した墨 濃墨液(古梅園製、200ml 800円)

デジタルアーカイブ模写派!

かつての画家たちが、なんども筆でうつし、まなび、脈々と我が物にしてきた、絵画の教科書「絵手本」。 絵手本にならうことは、実際には会うことの叶わない、いにしえの名人たちとの対話であり、また、学習の時間でもありました。 いまは、検索によってそれらをWEB上で自由に見ることができる時代です。 このサイトでは、絵を描くものの目線で「学びたい」と思う絵手本のデジタルアーカイブを集めてみました。