『竹洞四君子画譜』(ちくとうしくんしがふ)
成立年 1850年
場所 京都
巻冊数 2巻2冊
古画を模して古人に通じる
竹洞は中国絵画の臨模を重要視し、古画の学習によって古人の精神に通じることを画論の中で説いている。古人の筆意や墨法を修得し、神妙に至る絵を描くことを目的とした彼は、高い精神を持つ画家による俗気のない絵の手本を求めたという。竹洞が残したこの画譜から臨模をおこなってみたが、まったくうまくいかない。これでは弟子入りも許してもらえないだろうと悲しくなった。
〈参考文献〉杉本欣久「中林竹洞の作画とその精神」(『古文化研究』第1号、黒川古文化研究所、2002)
・The Metropolitan Museum本(2巻2冊) The Met Collection/立命館大学 ARC古典籍ポータルデータベース 2013.668
・The British Museum本(2巻2冊) 立命館大学 ARC古典籍ポータルデータベース
・Ebiコレクション本(2巻2冊) 立命館大学 ARC古典籍ポータルデータベース Ebi1046
<模写について>
模写したページ https://www.metmuseum.org/art/collection/search/78589 1巻14ページ目
写の方法 PC画面を見て臨模
使用した紙 永豊(中国紙、100枚 600円)
使用した筆 選毫円健(蘇州湖筆製、900円)
使用した墨 濃墨液(古梅園製、200ml 800円)
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中林竹洞先生の ほかのおすすめ絵手本
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『竹洞山水画稿』(ちくどうさんすいがこう)
成立年 1812年
場所 京都
巻冊数 乾坤2冊
・金沢美術工芸大学附属図書館本(乾坤2冊) 金沢美術工芸大学附属図書館 絵手本DB 51
・愛媛大学図書館 鈴鹿文庫本(乾坤2冊) 国文学研究資料館 新日本古典籍総合データベース DOI:10.20730/100295714
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