歌川 広重(うたがわ ひろしげ・1797-1858)先生に学ぶ

『浮世画譜』(うきよがふ)

成立年 1836頃年

場所  江戸

巻冊数 3巻3冊

当時の最新ファッション見本

英泉と広重の合作

1,2編は英泉が、3編は広重が絵を担当。模写をしたのは広重の担当部分。象を連れた遊女の像は江口の君だろうか。ただし、よくある図像のように象の上に乗っているのではなく、鼻を紐でくくって従えている。くくられた部分が本のノドのところにきて見えなくなっている工夫が心憎い。


・国文学研究資料館本(1,2編のみ2冊) 国文学研究資料館 新日本古典籍総合データベース DOI:10.20730/200005520

・筑波大学附属図書館本(3巻3冊) 国文学研究資料館 新日本古典籍総合データベース DOI:10.20730/100261837 

・The Metropolitan Museum本(3巻3冊) The Met Collection立命館大学 ARC古典籍ポータルデータベース 2013.675a–c

・Ebiコレクション本(2編のみ1冊) 立命館大学 ARC古典籍ポータルデータベース  Ebi0672

・The British Museum本(3巻3冊) 立命館大学 ARC古典籍ポータルデータベース BM-JIB0278

・The British Museum本(2巻2冊) 立命館大学 ARC古典籍ポータルデータベース BM-JIB0277

・UPS Marega 本(3編のみ1冊) 立命館大学 ARC古典籍ポータルデータベース MM0558

・Ebiコレクション本(3編のみ1冊) 立命館大学 ARC古典籍ポータルデータベース Ebi0350

・早稲田大学図書館本(3巻3冊) 早稲田大学 古典籍総合データベース チ05_00395


<模写について>

模写したページ https://www.dh-jac.net/db1/books/results1280.php?f1=MM0558&f12=1&enter=portal&lang=ja&skip=3&-max=1&enter=portal&lang=ja

模写の方法 PC画面を見て臨模

使用した紙 永豊(中国紙、100枚 600円)

使用した筆 精品双料小写巻(善璉湖製、480円)

使用した墨 濃墨液(古梅園製、200ml 800円)

デジタルアーカイブ模写派!

かつての画家たちが、なんども筆でうつし、まなび、脈々と我が物にしてきた、絵画の教科書「絵手本」。 絵手本にならうことは、実際には会うことの叶わない、いにしえの名人たちとの対話であり、また、学習の時間でもありました。 いまは、検索によってそれらをWEB上で自由に見ることができる時代です。 このサイトでは、絵を描くものの目線で「学びたい」と思う絵手本のデジタルアーカイブを集めてみました。