大西 椿年(おおにし ちんねん・1792‐1851)先生に学ぶ

『あづまの手ぶり]』(あづまのてぶり)

成立年 1829年

場所  江戸

巻冊数 1巻1冊

日常の中の非日常

椿年は渡辺南岳から円山応挙の画法を学んだあと、谷文晁の写山楼に入門している。『あづまの手ぶり』の絵柄は軽妙洒脱で、割れた筆先を使って立体感を表現するなど、意のままに筆を操っているのがわかる。椿年が切り取る情景は、何気ない日常の風景なのに、人が道具を扱うことによって面白い形があらわれる特別な一瞬として迫ってくる。


・The British Museum本(1巻1冊) 立命館大学 ARC古典籍ポータルデータベース BM-JH296 

・Ebiコレクション本(1巻1冊) 立命館大学 ARC古典籍ポータルデータベース Ebi0838

・Ebiコレクション本(1巻1冊) 立命館大学 ARC古典籍ポータルデータベース Ebi0391


<模写について>

模写したページ https://www.dh-jac.net/db1/books/results1280.php?f1=BM-JH296&f12=1&enter=portal&lang=ja&skip=22&-max=1&enter=portal&lang=ja

模写の方法 JPEGダウンロード後、プリントアウトして敷き写し

使用した紙 永豊(中国紙、100枚 600円)

使用した筆 選毫円健(蘇州湖筆製、900円)、中楷羊毛(上海工芸製、280円)

使用した墨 濃墨液(古梅園製、200ml 800円)

デジタルアーカイブ模写派!

かつての画家たちが、なんども筆でうつし、まなび、脈々と我が物にしてきた、絵画の教科書「絵手本」。 絵手本にならうことは、実際には会うことの叶わない、いにしえの名人たちとの対話であり、また、学習の時間でもありました。 いまは、検索によってそれらをWEB上で自由に見ることができる時代です。 このサイトでは、絵を描くものの目線で「学びたい」と思う絵手本のデジタルアーカイブを集めてみました。