関 文川(せき ぶんせん・1790-?)先生に学ぶ

『文川画譜』(ぶんせんがふ)

成立年 1848年

場所  江戸

巻冊数 1巻1冊

融通無碍の筆運び

花鳥、人物、吉祥図などがとりどりに描かれた一冊で、どんな画題も難なく描きこなしてしまう画家の技量が伝わってくる。筆の抜き差しが大きい線や、先を割った渇筆で引いた線などもあり、体の動かし方や筆に含む墨の量などをつねに想像しながら模写に取り組まねばならなかった。


・筑波大学附属図書館本(1巻1冊) 国文学研究資料館 新日本古典籍総合データベース DOI:10.20730/100261826

・立命館大学 ARC本(1巻1冊) 立命館大学 ARC古典籍ポータルデータベース MM0294

・The British Museum本(1巻1冊) 立命館大学 ARC古典籍ポータルデータベース BM-JIB0332

・The British Museum本(1巻1冊) 立命館大学 ARC古典籍ポータルデータベース BM-JIB0333

・Ebiコレクション本(1巻1冊) 立命館大学 ARC古典籍ポータルデータベース Ebi0831


<模写について>

模写したページ https://kotenseki.nijl.ac.jp/biblio/100261826/viewer/14

模写の方法 JPEGダウンロード後、プリントアウトして敷き写し

使用した紙 永豊(中国紙、100枚 600円)

使用した筆 選毫円健(蘇州湖筆製、900円)

使用した墨 濃墨液(古梅園製、200ml 800円)


デジタルアーカイブ模写派!

かつての画家たちが、なんども筆でうつし、まなび、脈々と我が物にしてきた、絵画の教科書「絵手本」。 絵手本にならうことは、実際には会うことの叶わない、いにしえの名人たちとの対話であり、また、学習の時間でもありました。 いまは、検索によってそれらをWEB上で自由に見ることができる時代です。 このサイトでは、絵を描くものの目線で「学びたい」と思う絵手本のデジタルアーカイブを集めてみました。