『竹田画譜』(ちくでんがふ)
成立年 1879年
場所 名古屋
巻冊数 2巻2冊
旅を通して実現する理想郷
竹田の没後40年ほど経って出版された画譜。儒学者であった竹田は筆まめで、詩のほかにも日記や、『山中人饒舌』という画論などを残し、故郷豊後の地誌編纂にも携わっている。各地の文人たちと交流し、弟子を伴って旅を重ねる中で理想の世界を詩や書画に落とし込んでいった。この画譜のなかの風景は画家の胸中そのものだ。のちに京都府画学校設立を上申した田能村直入は彼の養子で、その号を竹田の故郷・豊後直入郡からとっているそうだ。
〈参考文献〉島田康寛 『京都の日本画 近代の揺籃』(京都新聞社、1991年)
・国立国会図書館本(前編のみ1冊) 国立国会図書館デジタルコレクション/JAPAN SEARCH DOI:10.11501/851156
・国立国会図書館本(後編のみ1冊) 国立国会図書館デジタルコレクション/JAPAN SEARCH DOI:10.11501/851157
・The British Museum本(2巻2冊) 立命館大学 ARC古典籍ポータルデータベース BM-XBL064
・The British Museum本(後集2巻2冊) 立命館大学 ARC古典籍ポータルデータベース BM-JH542
・早稲田大学図書館本(後集下巻のみ1冊) 早稲田大学 古典籍総合データベース 文庫31 E0568
<模写について>
模写の方法 PC画面を見て臨模
使用した紙 永豊(中国紙、100枚 600円)
使用した筆 精品双料小写巻(善璉湖製、480円)
使用した墨 濃墨液(古梅園製、200ml 800円)
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